⭐︎前進

6月に入ってようやく学校が再開しました。集団感染を警戒しながらのスタートですが、元通りの生活に向けて大きく前進したことで、お子様のみならず親御さんもホッと胸をなで下ろされていることと思います。

しかし、この休暇中にお子様の学習リズムが崩れたり、集中力が以前のように続かなくなったりと、お家で過ごす時間があまりに長かったため、ご心配される出来事がいくつかあったでしょう。

そうした問題の多くは学校再開で徐々に解決すると思われますが、お子様が受験生の場合、受験までの残り期間を考えれば、あまり気長に待てないのが正直なところかもしれません。

中学受験まで残り7カ月。例年とは違う夏休みをどう乗り切るかが大事になってきます。


⭐︎今夏

学習塾の夏期講習は中学受験の大きな山場の一つであり、時間をタップリ使って復習できる最後の時間といってよいでしょう。

本来、夏期講習はあらかじめ日程が決まっているのですが、今年は各市町の夏休み期間(7/21〜8/31)における学校スケジュールがそれぞれ異なるため、夕方以降に授業を実施する場合、臨時教室の確保など塾側にも対応策が迫られる可能性があります。

今年の場合は、より長く家庭学習ができる土曜日、日曜日の取り組み次第で、今後の成績変動に大きく反映していくはずです。もちろん、学校がある平日でも毎日1〜2時間でも決まった勉強を習慣づけていくことは、学力向上の大きな後押しとなってくれるでしょう。


⭐︎意識改革

子どもの中学受験のために、このブログをご覧になられている方は、子どもの受験勉強に大変関心の高い方であり、一方で子どもの勉強について、少なからず不安を感じていらっしゃる方でもあるかと考えています。そうした不安をなるべく拭い去ってもらうため、私の授業では毎回、どの親御さんとも授業後には必ず懇談を重ねています。

特に受験生の親御さんとはできるだけ長い時間をかけて話し合うようにしています。

親御さんの取り組みが変わらないと、子どもも変わらないと私は信じておりますので、第一志望校合格に近づけていくために、親御さんの意識改革を促していくことは、授業と同等に重要な時間となります。


⭐︎理想像

親御さんの意識改革を進めていく中で、目の前に大きく立ちはだかるのが、親御さんの考える「受験生としての理想像」です。

わが子がその理想像から遠い状況にあると、親御さんは「不安」に襲われ、その影響は子どもに及ぶことになります。

不安なので子どもがすること一つ一つにチェックが入る。そして、出来てないところを見つけては叱る。親御さんは子どものマイナス面ばかりに目がいくようになり、一方で子どもは家庭が息の詰まる場所となります。お互いがそのような状況だと、家庭学習を充実させたり楽しむなんて出来るはずもありません。


⭐︎解決策

理想像に子どもを近づけようとすること自体は悪くないのですが、その手法が一方的かつ強引であるが故に、かえって子どもを苦しめていることに気づくべきです。

子どものありのままの姿を受け入れること。

子どもの話によく耳を傾け、理解する姿勢を親が示すこと。

上記2点を心がけて、普段から子ども目線で接していくことが大切だと考えています。


⭐︎反抗

子どもを親の理想枠に当てはめようとすると、その多くは子どもの反抗に遭うでしょう。

子どもの反応は様々で、親に対して直接的に現れたり、日常生活の変化に現れたり、心の中で密かに進行したりと、子どもの性格や親子関係によりますが、これまでになかった反抗的な一面がチラッと顔を覗かすようになります。

それでも子どもの反抗を力づくで押さえ込んだり、その機会すら与えない親子関係であれば、反抗の「マグマ」は子どもの心の中で蓄積されることになります。更にその関係性が続けば、特に中学入学後にある日突然、子どもが暴走することになります。

正確には子どもが突然に変わったのでなく、それまでの小さな反抗に、親が寄り添えなかったための結果なのです。

わが子は大人しく、親が希望することに対して一切反抗しない、といって安心していてもいけません。

というのも、子ども自らが親の希望を望んでいるとは限らないからです。ここでもやはり、子どもの話によく耳を傾け、理解する姿勢を親が示すことが、何より大切であることを改めて申し上げておきます。


普段から子どもとコミュニケーションをしっかり取っていくことが、問題を深刻化させない唯一の方法だと思います。そのためには勉強以外の会話も必要で、家族共通の話題や趣味が一つでも多ければ良いでしょう。